Interview vol.01 業界未経験でありながら、1年でプロデューサーに。

2024.10.31

THINGS. 広報

Member Interview Vol.01 / Ko Sato

 

 

業界未経験でありながら、1年でプロデューサーに。

 

 

THINGS.で活躍する若手プロデューサー兼マネージャーの佐藤広さん。
彼は入社1年でこのポジションに就き、MV制作を中心にさまざまなプロジェクトを手掛けています。
今回は、仕事への情熱、キャリアの成長、そして彼の個性と働き方についてインタビューしました。

 

Q. 所属しているチームのご紹介をお願いします

 

A. 主にMV制作における制作進行を担当する部門に所属しています。

実写MVだけでなく、イラストやモーショングラフィックスを使用したリリックビデオや、ライブVJ等の制作進行も担当しています。

 

Q.  チーム内にて担当されているのはどのような仕事ですか

 

A. ポジションとしては主にプロデューサーを担当しています。

– クライアントのイメージヒアリング
– 社内・社外から必要に応じたスタッフィング
– 予算調整、交渉
– スケジュール管理 など…

クライアントからの依頼を実現させるべく、納品までの案件全体の進行状況をコントロールすることが、主な仕事の内容です。

 

Q. どのような働き方をされていますか?

 

A. 働き方としてはオフィスワークの日と、撮影などで現場に出ている日で分かれます。

オフィスワークをしている日については、撮影に向けた仕込みやミーティングなどを行います。

出社時間はコアタイムを軸に、11時頃出社し20時頃に退勤することが多いです。

撮影現場に出ている日については、早朝から夜遅くまで撮影を行うことが多いです。

 

 

Q. あなたがTHINGS.を選んだ理由や動機は何ですか

 

A.「20代の残りを何に費やすか」に対する答えが、THINGS.へのジョインでした。

新卒3年目の2021年頃に、コロナ禍やプライベートでの出来事などが諸々重なり、20代後半の過ごし方について真剣に考えるようになりました。

その中で一つの選択として「転職」という形で、20代後半をかけて自分がコミットしていくものを探す中でクリエイティブに携わる業種に興味を持つようになりました。

特に映像業界に絞った転職活動をしていた訳ではないのですが、ちょうどその時に、以前から何度か名前を目にしていたTHINGS.のリクルートを見かけて、応募してみたことが、今に至るきっかけになります。

 

Q.どのような経緯でTHINGS.を知りましたか

 

A. 思えばもともと、THINGS.の1ファンでした。

最初にTHINGS.の名称を目にしたのがいつだったか、詳細には覚えていないのですが…

僕は昔からラウドロックやヘヴィーミュージックなどのバンド音楽が好きで自分も一時期そこに近しいシーンでバンド活動をしていました。

当時のシーン・界隈の中で身近だけど、カッコ良くて憧れていたバンド達のクリエイティブをほぼTHINGS.が手がけていたので比較的近い距離で、1ファンとしてTHINGS.を認知するようになっていました。

自分のバンドから、オファーできるような距離感では到底なかったですが…(笑)

 

Q. 業界未経験でありながら、1年でプロデューサーに。どのような流れで今のポジションになりましたか?

 

A. 流れとしてはとても早かったです。

ただ、業界未経験だったこともあり、入社前に約3ヶ月間ほど、プロダクションアシスタントとして現場経験を積む期間を設けてもらいました。

正式な入社の時点からはプロダクションマネージャーとしてキャリアをスタートしてプロデューサーである上司の元につき、案件業務を通してノウハウを学んでいきます。

自分の場合、入社して半年頃には、上司のサポートの下、プロデューサーとしての業務を担当するようになりました。

今のTHINGS.の状況としてプロデューサー・PMをメインとした制作チームの育成・強化の必要性を温度感高く考えていて。

業界経験の有無を問わず、クリエイティブに対する情熱、最低限必要なビジネススキルがあれば早いスピード感で、裁量を持ったポジションにつくことも可能だと思います。

 

Q.仕事以外での趣味や情熱を注いでいることはありますか

 

A. 食べることが好きです。

特にラーメンと焼肉が好きで、お店をディグって、気になる所があれば行くようにしています。

ラーメンは、川崎市の登戸にある二郎インスパイア系の「蓮爾(ハスミ)」が特に好きです。

味が美味しいのも勿論ですが、”デカいものをわざわざ少し遠出して食べに行く” ことのアトラクション性も自分がこういうラーメンにハマる要因なのかなと思います。ちなみに弊社からは小田急線に乗って、1本で行けますね。(笑)

 


左:ラーメン(700円)/ 蓮爾 登戸店    右:つけ麺(850円)/ 蓮爾 登戸店

 

仕事をする上でも、食事は意外と大切な要素だと思っていて…

例えば、撮影の際のお弁当やケータリングを選ぶとき予算の中で、出来るだけ美味しそうなものを手配できるように選ぶようにしていたり。

人によってはなんでも良いってなる場合もあると思いますが、キツい撮影の合間にちょっとでも美味しいものが食べられたら現場のテンション感が良くなったり、それで現場進行自体が円滑になることも少なからずあると思っています。

社内・チーム内でのコミュニケーションや関係を築くにあたっても一緒にご飯を食べることは、意外と効果的な手段だと思っています。

(僕はお酒を飲まないので、尚更そこを頼りにしています。)

ラーメン好き、フードファイターなメンバー、心からお待ちしています。(笑)

 

 

Q.  自社で働いた結果、自身が最も成長できたと感じる考え方はありますか

 

A. 「いかに配慮できるか」です。

どれだけ配慮できるか、という考え方はこの仕事に就いて改めて気付かされ、まだまだ途上ですが、自分なりに養ってきたと感じています。

メールの文章の書き振りや資料のまとめ方、撮影現場での指示出しや日常的なコミュニケーションなど相手は今どんな状況にありどんなものを求めているか。

どんな形で伝えれば、一回で理解してもらえるか。相手を配慮し、想像力を働かせて物事がスムーズに進むように尽くす。

結局仕事は人と人で行うものであるなら、「いかに配慮できるか」ということは、全ての仕事に共通して活かせる考え方・スキルだと私は考えています。

 

Q. これまで携わってきた仕事の中で、最も印象に残っているプロジェクトは何ですか

 

A. 弊社ディレクターの加藤がずっと担当しているPaleduskというアーティストのMV案件ですね。

プロデューサーとして案件を進行していくにあたっても、毎度ながらかなりチャレンジングで、学びが多いです。

「I’m ready to die for my friends feat. VIGORMAN」という曲のMVでは、

100人以上のエキストラを集めて、それに被ってもらうためにピンクの目出し帽を手配したり…。

もちろん予算の問題も無視できないし、そもそも目出し帽を買ったこともないし、しかもピンク。(笑)

最終的に、目出し帽は結果中国の業者から仕入れました。

 

 

 

「Paledusk / RUMBLE feat. Masato from coldrain (Official Music Video)」の時は、ワイヤーアクションを取り入れたいという企画内容があって。

自分はワイヤーアクションを取り入れた撮影が初めてだったのですが、人をワイヤーで吊るす、という一見シンプル思える事象にも、1人を吊るすのに必要なスタッフの数とか、ワイヤーを通すために衣服に穴を空けることが必要だったり、吊るされている状態が意外とキツいということだったり…

当然ですが色々な要素が関わっているんだなと実感しました。

 

Q. 今後のビジョンや意気込みについて語ってください

 

A. とにかく大きく、幅広く。ですね。

業界に入って3年目の年になるので、昨年までに固めた地盤の上で、担当する案件の規模をスケールさせていきたいです。

 

Q. 今後のTHINGS.をどうしていきたいですか?

 

A. 当たり前なことですが、会社としての質を保ちながら、大きくしていきたいです。

従業員数・予算規模などの数字を大きくしていくことばかりを追うのではなくアウトプットのクオリティは勿論、各メンバーが一定ラインのビジネススキルを持つことだったり…そのような意味で会社としての”質”を保ちながら、大きくしていけたらいいなと考えています。

また、弊社のパブリックイメージとして、音楽関連の映像に特化しているような印象を持たれることが多います。

そこに対して、勿論ルーツや軸となる部分を大事にしながらも、会社として担当する領域や印象の幅を広げていきたいと考えています。

 

 

Ko Sato(Producer / Manager)

2022年入社。

2019年に上智大学を卒業後、株式会社セプテーニ・ホールディングスを経てTHINGS.にジョイン。

音楽(主にポストハードコアが好き)/映画/アニメ/漫画/お笑い/ファッションなど、様々なカルチャーに広く浅く興味を持っている。

糖質制限をしていない。

RETURN JOURNAL